ここ数年、副業が必要不可欠といわれるようになりました。
副業を始める方が増えており、その中には豊かな生活を実現している方もいます。
生活を豊かにするために副業で稼ぐ術を身につけるのは大事なことですが、同時に税金と確定申告の知識も身につけないといけません。
知識がないまま稼ぎ続けると、税務署から指摘されて税金を徴収されることもあります。
まさかの出費に泣くはめにならないように、この記事では副業で確定申告が必要になる条件について解説します。
副業で確定申告が必要になる条件
確定申告が必要になる条件は収益によって決まりますが、稼いだ金額そのものが基準になるわけではありません。
それでは何を基準として判断すればいいのか、以下から解説します。
必要条件は所得で決まる
確定申告が必要かは所得で決まります。所得とは、副業で得た収入から副業に必要な経費を引いたものです。
経費とは、副業をする上で支払った費用のことをいいます。
例えば、アフィリエイトブログやライター業といったインターネット系の副業では、インターネットのプロバイダに支払う通信費がかかりますよね。通信費は副業に必要なものなので、経費と見なされて、収入からプロバイダに支払った金額を引くことができます。
所得の計算は
収入-経費=所得
の引き算で導き出せるわけです。
収入と経費はそれぞれ、その年の1月~12月までの合計となります。
では、1月~12月までの収入から経費を引いて出た所得がいくつになれば確定申告が必要になるのか、解説します。
所得が20万円を超えると確定申告が必要になる
確定申告が必要になるのは、所得が20万円を超えた場合です。
極端な例を挙げると、所得が20万円ぴったりだと確定申告はしなくてもいいのですが、20万1円の場合は確定申告をしなければなりません。
その年の1月~12月までの所得を計算して20万円を超えていた場合、翌年の2月16日~3月15日まで税務署に確定申告をするのが原則です。
遅れて申告した場合は延滞税を払わなくてはいけないので、早めに申告するようにしましょう。
確定申告をしたくないからといって、なんでも経費と見なして所得を減らそうとしてはいけません。
税務署が副業をしている個人に対しても調査を行うことはなきにしもあらず。
そこで副業と関係ない費用まで経費にしていたことがわかってしまうと、追加で税金を払うなんてこともあります。
税金のしくみをしっかり理解して、確定申告が必要となればしっかり期限までに不正なく確定申告をするようにしましょう。